7/09/2014

Excel。VLOOKUP関数。その2 範囲が別シートの時の作り方


Excel。VLOOKUP関数。その2 範囲が別シートの時の作り方

VLOOKUP関数


前回に続いて、今回はVLOOKUP関数のお話をしていきたいと思います。
VLOOKUP関数は、前回もお話ししましたように、派遣会社さんのスキルチェックでも、
実際の業務でも、結構頻度良く登場するこのVLOOKUP関数。
前回は、基本の基本という事で、その動きや作り方をご説明していきました。

今回ご紹介するのは、範囲(データ)が別のシートにある場合のVLOOKUP関数の作成方法です。

基本的には、前回の内容と対して差はありませんが、VLOOKUPが苦手な人にとっては、
結構引っかかりやすい所でもありますので、しっかり習得していきましょう。

では、下記のようなExcelファイルがあります。
 

今回は納品書というシートには納品書の伝票があって、
商品マスターというシートには市商品リストがあります。

そして、動きとしては、納品書の商品コード欄に商品コードを入力したら、
商品マスターの商品リストにある、商品名を参照してくるというVLOOKUP関数を作っていきたい訳です。

それでは、納品書シートのB4にBR-100と入力して、
納品書シートのC4にVLOOKUP関数を作成していきましょう。

C4をクリックして、関数挿入ダイアログボックスから、
VLOOKUP関数のダイアログボックスを表示しましょう。

検索値ですが、これは、商品コードを入力したら商品名を参照してほしい訳でしたね。
ですので、今回は、商品コードである、B4ですね。

つづいて、範囲ですが、ここが前回と少し異なるところですね、前回は、
同じシート内にデータ(範囲)があったので、良かったのですが、
今回は別のシートにありますから、商品マスターというシートに移動しないといけないわけです。

では、範囲のボックスにカーソルがあるのを確認して、商品マスターシートに移動しましょう。

商品マスター! 

と表示されていますが、これは、商品マスターシートのという意味です。

では、範囲選択をしていきます。範囲は、A2:C5ですね。
見出し行は含めないでおきましょう。
そして、前回も紹介しましたが、オートフィルでVLOOKUP関数の数式を下方向に連続コピーすることを考えると、範囲が動いてしまっては、都合が悪いのですよね。

ですから、ここは、絶対参照を設定します。範囲選択をした直後にF4キーを押します。

結果、範囲は、
商品マスター!$A$2:$C$5
と表示されました。

列番号のボックスをクリックすると、納品書シートに戻ってきます。
続いては列番号ですね。前回詳しくご説明しましたが、この列番号が曲者でして、わかりにくい。

この列番号は、

先ほど設定した範囲の中で、参照したいデータは、左から何列目にありますか?

ということでしたね。
では、ここで、商品マスターシートに移動して、
左から何列目にあったのかを確認することにしましょう。

今回は商品名を参照したいので、この商品名は左から2列目にありますので、
列番号は2ということがわかりました。

で、ここでポイント!

今確認の為に商品マスターに移動しました、列番号のボックスには、
商品マスター!
とすでに入力されていますので、ここで、
商品マスター!2と入力してしますと、エラーになってしまいます。

この列番号は数値以外は入力できませんので、今回の様にシートを移動して確認した場合は、
必ず入力されてあるシート名を削除してから、列番号の数値を入力する必要があります。

ですので、列番号は 2 となります。

あとは、検索方法は、完全一致ですから、falseと入力しましょう。

最後に、OKボタンをクリックして完成ですね。