10/29/2014

Excel。一定の上限と下限の数値を除外して平均値を求める方法をご紹介 TRIMMEAN関数


Excel。一定の上限と下限の数値を除外して
平均値を求める方法をご紹介

TRIMMEAN関数

Excel。前回は、一位と最下位の数値を除いて平均値を算出する方法をご紹介しましたが、
今回も企業研修の際に、データのブレがある場合に、一位と最下位ではなくて、
一程度の割合を除いて平均値を算出することは出来ませんか?とご質問があったので、
その方法をご紹介させていただきました。

たしかに、極端に大きな値や小さい値がを除きたいのに、
一位と最下位だけの2アイテムを除いても、データの件数によっては、役に立ちませんので、
別の方法が必要になりますね。

例えば、上限10%と下限10%に該当するものを除外するとした場合、
上限10%と下限10%を算出するだけでも大変ですよね。

そこで、登場するが、ほとんどなじみのない、

TRIMMEAN関数

をご紹介します。

このTRIMMEAN関数は、
データ全体の上限と下限から一定の割合のデータを除いた平均値を算出してくれる
関数なのです。

ただ、普通は使うことはないと思いますが、
データ分析業務などでは使うことがあると思われますので、
こんな関数もあるんだぁ~と知っているだけでも、プラスになるでしょう。

数式の作り方自体は、シンプルなので、早速やってみましょう。
下記のような表があります。

内藤さんから大久保さんまでの数値が10件ありますので、上限と下限。
それぞれ10%を除外した平均値をC14に算出したいと思います。

なお10件で10%なので、上限と下限。それぞれ1件ずつをカットすることになりますよ。

では、C14にTRIMMEAN関数のダイアログボックスを表示しましょう。

配列には、
この配列には、データが入力されているセル範囲を選択しますので
C3:C12
と入力します。
さて、次の割合なのですが、これがちょっと厄介なんですね。
日頃あまり使わないものなので、アレレということも結構あるんですが、
今回は、上限と下限のそれぞれ10%を除きたいので、この割合には、
10%の0.1を入力しそうになるのですが、上限と下限なので、20%ということになりますので、

今回の割合には、
0.2
と入力します。

ですので、仮に、0.1と割合に入力すると、
上限と下限がそれぞれ5%のデータを除外することになりますので、注意が必要です。

あとは、OKボタンをクリックして、完成ですね。
C14には、56.25という数値が算出されましたね。

さて、よくここで、【本当にあっているの?】と疑問を持たれる方もいらっしゃいますので、

C3の100とC9の20を除いた値の平均値を算出してみるといいでしょう。

このように、56.25になります。
TRIMMEAN関数
このような関数があることを知っていると、Excel力が益々アップすることが出来ますね。
本当にExcelって奥が深い。

10/26/2014

Excel。一位と最下位を除いて平均を算出する数式を考えてみよう。


Excel。一位と最下位を除いて平均を算出する数式を
考えてみよう。

体操とかフィギュアスケートなどの競技において、例えば8名の審判が出した得点のうち、
トップの点数と最下位の点数を除いて、その合計点で争うことになりますが、
このトップと最下位を除くというのは、
できるだけ差の激しいものを除外したいという所から発生した考え方だと思います。

よく企業研修や、お勤めの方から、合計ではないのですが、トップ。
すなわち1位と最下位の数値を除いた平均値を算出したいのですが…
という質問やリクエストがあったります。

いろんな方法はあるとは、思いますが、
職業訓練などの、Excel初心者さんへの複雑な四則演算の練習を兼ねて、
一位と最下位を除いて
平均を算出する数式を皆さんと一緒に考えて算出する練習をすることがあります。

それでは、早速確認していくことにしましょう。
下記の表があります。

C11にC3~C8までの、一位と最下位を除いて平均値を算出する数式を作っていきましょう。
数式を作成する前に、考えてみましょう。

まず、平均値というのは、総和した値を総和した時の件数で除算したものですよね。
なので、
まずC3:C8までの合計を算出して一位と最下位を減算した値を算出する必要がありますよね。

そして、そのあとに、総和した時の件数で除算してはいけませんので、
その件数から2を減算してあげる必要が生じますよね。

実は、それほど難しくはないのですが、なぜこれが、
職業訓練などのExcel初心者さん向けの練習になるのかというと、

オートSUMボタンの中にある、合計、最大値、最小値、数値の個数を使いつつ、
カッコを使って数値を求めていくことになりますので、非常に練習にもってこいなんです。

まず、全体の合計を求めたいので、SUM関数が登場します。
SUM(C3:C8)。

そして、最大値と最小値を求めますが、これは、MAXとMINの両関数が登場します。
MAX(C3:C8)

MIN(C3:C8)

総和のほうの数式はこれらを使いまして、
SUM(C3:C8)-MAX(C3:C8)-MIN(C3:C8)
で、総和から一位と最下位を減算した値が完成します。

続いて、除算する数値を求めます。
総和した件数を求めますので、これは、COUNT関数を使うといいですよね。
COUNT(C3:C8)
この算出した値から、一位と最下位なので、2を減算させます。
ですので、

COUNT(C3:C8)-2

ですが、四則演算は、乗算除算を和算減算よりも先に計算してしまうので、単純に、

SUM(C3:C8)-MAX(C3:C8)-MIN(C3:C8)/ COUNT(C3:C8)-2

としても、うまくいきません。カッコが必要ですよね。

なので、数式は、
=(SUM(C3:C8)-MAX(C3:C8)-MIN(C3:C8))/(COUNT(C3:C8)-2)
となるわけですね。

では、この数式を実際にC11に作ってみましょう。

数値は54.75という数値が算出されました。

平均値や中央値ともことなった差異を除外した方法をご紹介いたしました。

オートSUMボタンを使った、ちょっと複雑な数式なので、
練習するにはちょうどいい題材なので、ご紹介をしております。

10/22/2014

Excel。平均値。今回は文字列をゼロとして計算したい。平均アレコレその3


Excel。平均値。今回は文字列をゼロとして計算したい。
平均アレコレその3

AVERAGEA関数

最近、データ分析に付随するご質問が多くなってきているように感じておりまして、
企業研修さんや、マンツーマン、
そして、集中講座などで平均の出し方も様々あるんですよとご紹介しております。

そこで、今回は、平均アレコレの第3弾として、欠席などの文字がデータに入っているときに、
ゼロとして認識したい時に使う、

AVERAGEA関数

をご紹介しましょう。

下記のデータをご覧ください。

前回のAVERAGEIFの表と同じです。
前回は、品川さんが欠席したのですが0点となっています。

通常のオートSUMボタンの平均。

つまり、AVERAGE関数を使うと品川さんの0も含んでしまったため、
平均値が下がってしまいました。平均は、総和を総和の個数で除算しますので、
平均値が下がったので、AVERAGEIF関数を使ってゼロを除外して、
平均値を算出することが出来ることをご紹介しました。

ちなみに、数式は、=AVERAGEIF(C3:C8,"<>0",C3:C8)
今回は、品川さんをゼロではなくて、欠席と入力してあったらどうなるのでしょうか?

そうすると、AVERAGE関数は範囲内の数値のみで算出しますので、先程のゼロと異なり、
54.6と算出されるわけです。AVERAGEIF関数も変わらずに、54.6を算出しております。

ところが、今回は、逆で、欠席をゼロとして算出したい場合どうしたらいいのか?
ということなのです。

現場は、ケースバイケース。

色んな状況にマッチした方法を知っているのは損になりません。
そこで、このようなケースの場合はどうしたらいいのかというと、
AVERAGEA関数を使うと、問題は解決することが出来ます。

それでは、数式を作っていくことにしましょう。

C11をクリックして、AVERAGEA関数のダイアログボックスを表示していきましょう。

値1には、今回平均を算出したい範囲になりますので、C3:C8ということになりますね。
では、確認したら、OKボタンをクリックしてみましょう。

AVERAGEA関数を使って算出されてC11には、
AVERAGE関数の時にC6がゼロというデータだった時と同じ、45.5が算出されましたね。

AVERAGEA関数という、あまり使用頻度が少ない関数ですが、様々なケースがありますので、ちょっと知っておくのもいいでしょう。

といっても、マイナーな関数を思い出すよりも、
AVERAGE関数だとゼロなら同じ結果を算出してくれますので、

ここからは、アイディアなのですが、AVERAGE関数で欠席という文字でも、
AVERAGEA関数と同じように算出させる方法があります。

それは、ユーザー定義書式を使います。


C3:C8を範囲選択して、
セルの書式設定ダイアログボックスの表示形式にあるユーザー定義を選択します。

種類には、
#,##0;[赤]-#,##0;"欠席";
と入力します。これでOKボタンをクリックしましょう。

すると、ゼロは欠席という表示に替わりますので、AVERAGE関数でも、算出することが出来ます。関数ばかりではなく、他の手法もあるかもしれませんので、
Excel力は、トータルでスキルアップしていきたいものですね。


10/19/2014

Excel。平均値とゼロの関係。ゼロを含める?含めない?平均アレコレその2


Excel。平均値とゼロの関係。ゼロを含める?含めない?
平均アレコレその2

AVERAGE関数とAVERAGEIF関数


企業研修でよくご紹介するケースが平均値の時にありまして、確かに、
なるほど…と現場ではあるよね。
というものがありまして、その中のひとつ。

平均値を算出するときにゼロが混ざっていることがあって、
これを除いて算出しないといけないのでは?というもの。

確かに、平均値というのは、総和を総個数で割ったものなので、ゼロも加えて、
その個数も加えて総個数とした場合、確かにその平均値では、よろしくないケースがあります。

そこで、今回は、ゼロを除いて平均値を算出する方法をご紹介します。
また、ケースによっては、職業訓練の時にもご紹介しております。

で、今回使用する関数は、AVERAGEIF関数です。

下記の表を見てみましょう。

C9には、通常の平均値を算出してあります。
作り方は、オートSUMボタンの▼にある、平均を使うと範囲選択をするだけなので、簡単ですね。

C9の数式は、=AVERAGE(C3:C8)

で、結果は、45.5。

この45.5。見た目で、すでに、なんか低くないか?と感じられると思います。そうなんでね。
品川さんの0ポイントが混ざっているからなのです。

そこで、ゼロを除いて平均値を算出すれば、いいのでは?と思った場合、
どうしたらいいのかというと、AVERAGEIF関数を使えば、

ゼロを除いて平均値を算出することが出来るのです。

それでは、C10をクリックして、品川さんのゼロを除いて平均値を算出してみましょう。
まずは、AVERAGEIF関数のダイアログボックスを表示しましょう。

まずは、範囲から。
これは、2個目のボックスの条件がある範囲になりますので、
今回は、ゼロで無いものを算出対象にしたい訳なので、この範囲は、C3:C8となりますね。

続いて、条件ですが、ゼロで無いというのが条件になります。
そこで、ゼロであるなら、"=0"でいいのですが、

今回は、ゼロで無いなので、NOTとなりますから、"<>0"と入力します。

条件式なのに、” ”ダブルコーテーションで囲むというのは、不自然に感じるかもしれませんが、
関数自体が数式ですでに=ではじまっていますから、途中で=を入れるわけにいかないので、” ”ダブルコーテーションが付くわけですね。

そして、平均対象範囲。
これは、省略すると範囲と同じ範囲指定になるのですが、きちんと入力しておきましょう。

この平均対象範囲は、C3:C8と入力します。

あとは、OKボタンをクリックしましょう。

すると、C10には、54.6と算出されましたね。このほうが、イメージに合っていますね。
ただし、今回は、ゼロを除いて平均を出したかったわけでして、

次回は、ゼロではなくて、欠席などの文字が入っている場合で、
欠席した人数も含めて個数とした平均値を算出する場合をご紹介したいと思います。

10/15/2014

Excel。平均値ってこれでいいのか?よくないんじゃない その1 平均値と中央値


Excel。平均値ってこれでいいのか?よくないんじゃない 
その1

平均値と中央値


どんな講座でも必ず、オートSUMボタンをご紹介する中で、合計だけでなくて平均とか最大値、最小値なども合わせて紹介しますが、この中の平均に関して、これでもいいんですかね?とお話しするケースがありますので、ちょっとそのケースをご紹介しましょう。

そのケースというのは、下記の表をご覧になっていただけると、なるほど~と、気づくと思います。

黄色のケースの平均値は55です。
そして、
緑色のケースの平均値も55です。
そうなんで、両方とも平均値は55と同じなんですね。念のため、それぞれのC9とF9の数式を見てみましょう。
C9には、
=AVERAGE(C3:C8)
F9には、
=AVERAGE(F3:F8)
と、数式も間違っていませんが、これで同じ平均値というのは、なかなか納得がいきませんよね。
黄色の方は、見た目、30ぐらいが平均値のような感じがしますよね。
緑色の方は、平均値とそれぞれのデータも近いイメージですよね。

このように、平均値というのは、あくまでも、総和をその個数で割った数でしかないわけですね。そうしますと、ビジネスではこのまま、オートSUMボタンの平均を使う訳にはいかないケースというのが、あるわけですね。

そこで、どうしたらいいのかということで、今回は、中央値を使用することで解決してみたいと思います。その関数は、MEDIAN関数。
この関数を使うと中央値を算出することができるのです。
平均値は、AVERAGE関数ですね。
では、早速、黄色の方で、MEDIAN関数を使って、中央値を算出してみましょう。

C10をクリックして、fxボタンからMEDIAN関数のダイアログボックスを表示しましょう。

数値1には、内藤さんから上野さんまでの範囲、すなわち、C3:C8を入力します。
あとは、OKボタンをクリックしましょう。
すると、36となりましたね。

36の中央値の方が、平均値の55よりも、イメージに合致しますよね。
では、今度は、緑の方のF10も同じように算出させてみましょう。
まずは、fxボタンからMEDIAN関数のダイアログボックスを表示して、数値1の範囲はf3:f8ですね。

結果は、平均値と同じ中央値も55になりましたね。

このように、イレギュラーな数値が含まれている場合がありますので、オートSUMボタンの平均のAVERAGE関数で簡単に算出するのではなくて、中央値を算出するMEDIAN関数を使って算出してみることを併記したほうが、データによってはいい場合がありますので、このMEDIAN関数を覚えておくのもExcelのスキルアップの中では大切なのかもしれませんね。

10/12/2014

Excel。SUMIF関数を、使いこなしてみよう。


Excel。SUMIF関数を、使いこなしてみよう。

SUMIF関数

データベース関係のところに入る前に、だいたいご紹介することが多い、
SUMIF関数なのですが、少しわかりにくいところがありますので、
今回は、改めて確認してみましょう。

集中講座でも、このSUMIF関数はよく説明するのですが、みなさん同じところで、
悩む姿をみますので、経験のあるなしに関わらず、少し癖があるようです。

また、このSUMIF関数ですが、以前はよく企業研修や職業訓練なのでは、
必ずご説明するぐらい【人気】があった関数ですね。
最近は、【VLOOKUP関数】に押されているようですが…

では、下記のような表があります。

今回は、E17にプリンタの数量合計を算出してみます。
通常のSUM関数ですと、どうしても、選択した範囲を合計してしまいますよね。
まさか、自分で、プリンタの数量を選択していくというのでは、ナンセンスというか、
時間がかかってしまいます。

そこで、条件の付いた合計をする方法。それがSUMIF関数を使用するということになるわけです。
では、E17をクリックして、SUMIF関数のダイアログボックスを表示していきましょう。

以前に、SUMIF関数・SUMIFS関数の両方をご紹介したことがありますが、
SUMIF関数とSUMIFS関数では、算出できる内容が異なりますので、”S”がついてない、
SUMIF関数を間違いなく選択しましょう。

さて、ここで最初に設定してくるのが、範囲なのですが、この範囲が一番のポイントなんですね。

この範囲はいったいどこなのでしょうか?

それは、次のボックスの検索条件が含まれている範囲の事なんですね。

ですので、正確には、条件が含まれている範囲ということになります。

つまり今回の範囲は、
D4:D13になります。

つづいての検索条件ですが、D17のセルにプリンタという文字がありますので、
そのセル番地を使ってもいいでしょう。
ただし、このD17を打ちかえてしまうと算出結果がかわってしまいますので、
できれば、入力したほうが尚可かと思います。

プリンタをプリンターにしただけで、検索できなくなりますので、
当然合計する対象物が無くなりますので、0になってしまいます。

ということで、検索条件には、プリンタと入力しましょう。

最後の、合計範囲は、合計したのが今回は数量ですので、E4:E13を選択します。

範囲には、D4:D13
検索条件は、プリンタ
合計範囲は、E4:E13
それでは、OKボタンをクリックしてみましょう。

26という結果が算出されましたね。このようにすると、
条件にあったものだけを合計することが出来るようになりますので、SUMIF関数。

覚えておくといいでしょう。

10/08/2014

Excel。IF+IF関数で、3分岐をご紹介してみます。結構苦手な方って多いんです。


Excel。IF+IF関数で、3分岐をご紹介してみます。
結構苦手な方って多いんです。

IF+IF関数

職業訓練や企業の新人研修などで、Excelの関数でなんとなく、
ターニングポイントになるのがありまして、それは、IF+IF関数のネスト構造の説明なんですね。

IF関数を紹介した後に、そのままIF+IF関数を紹介するテキストを多く見ますが、
時間がある講義の場合は、まず、IF関数をしっかり練習してもらってから、
このIF+IF関数をご紹介しませんと、関数が苦手…となりかねません。

このIF+IF関数のネストがネスト構造の基本です。

では、早速紹介してきましょう。
今回は、点数に基づいて判定をするということをしてみます。
点数が80点以上ならA。点数が60点以上ならB。それ以外ならCと判別させたいとします。

IF関数に慣れてきますと、すぐに答えを算出するC2をクリックして関数を作り始めるのですが、
初めての方には、まず、図式化して説明するように心がけた方がいいですね。

そこで、下記のような図式を描いてみましょう。

このように、図式化しますと、具体的な作り方が見えてきますので、これを参考にして、
いよいよIF+IF関数を作っていくことにしましょう。

まず、大切なのは、答えを算出するC2をクリックしてあるのを確認することから始まります。
初心者の方が、少しずつExcelや関数に慣れてきますと、
よくあるのが答えじゃないセルをクリックして始めてしまって、混乱してしまう事がありますので、
しっかり確認しましょう。

では、IF関数のダイアログボックスを表示しましょう。

論理式は、質問ですので、今回は内藤さんの点数は80点以上ですか?

ということになりますので、B2に内藤さんの点数がありますので、B2をクリックして、
次に以上ですから、

>=を入力して、点数の80を続いて入力していきます。

論理式はB2>=80

真の場合には、TABキーを使って移動するのが楽ですね。では真の場合ですが、
これはYESにあたりますので、今回はAを表示したいので

真の場合は、Aと入力します。TABキー、あるは偽の場合をクリックしますと、
Aの前後に””(ダブルコーテーション)が付いてきます。

これは、文字と認識させるためのマークですね。自動的につきますので、
そのまま消さないようにしましょう。

真の場合は A

そして、偽の場合ですが、ここは次の質問になる訳ですね。内藤さんの点数は60点以上ですか?

ここで、ポイントになるのが、どうやってIF関数を挿入するのかという事ですね。
まず、偽の場合のボックス内にカーソルがあることを確認しましょう。
そして、名前ボックスの▼をクリックすると、最近使用した関数一覧が表示されます。

この一覧の中に使いたい関数があればそれをクリックしますし、ない場合には、
その他の関数をクリックしますと、他の関数も挿入することができます。

今回はIF関数が見えておりますので、IFをクリックしましょう。

すると、新しいIF関数のダイアログボックスが表示されてきます。
慣れない方は、前の作っていたIF関数が消えてしまった様に見えますので、
教える方は、数式バーを確認するようにナビゲーションしてあげましょう。

数式バーを見てみると、まだ関数を作っている途中であることがわかりますね。
これで、二つ目の質問をすることが出来ますので、論理式には、
内藤さんの点数は60点以上ですか?ということを入れていきますので、

論理式には、B2>=60
真の場合は、”B”
偽の場合には、”C”
を入力して、TABキーでしっかり、数式の結果が出ていることを確認してから
OKボタンをクリックしましょう。

これで、完成ですね。

10/04/2014

Excel2010。フリガナでお馴染みPhonetic関数を紹介しましょう。


Excel2010。
フリガナでお馴染みPhonetic関数を紹介しましょう。

Phonetic関数

企業研修や新人教育、あるいは、職業訓練などで紹介している関数の中で、簡単なんだけど、
わかりにくい関数がいくつかありまして、今回は、ふりがな。

ルビの情報を表示するPhonetic関数をご紹介しましょう。

このPhonetic関数は、文字情報を表示させることが出来る関数なのですが、
まずは、Excelでルビを設定したらどうなるのかを、確認してみましょう。

下記の表があります。

では、A2の内藤さんから、A8の品川さんまでを範囲選択しましょう。
ふりがなを表示しますので、ホームタブの【ふりがなの表示】ボタンをクリックします。

すると、ふりがなが表示されましたね。

ただし、氏名の上に表示されてしまいました、これでもいいのですが、
これですと行が高くなってしまい、印刷する際には、ページ数がかさんでしまいかねませんね。

そこで、よく見てみると、お隣のB列にふりがなを表示できないものかなぁ~と思いますよね。
そこで、Phonetic関数の登場となります。

まず、フリガナの表示はOFFにして元に戻しておきましょう。
それでは、内藤さんのB2をクリックしましょう。まずは、内藤さんのふりがなを算出させて、
その後オートフィルを使って、皆さんのふりがなを算出させていきます。

Phonetic関数のダイアログボックスを表示しましょう。

関数の検索ボックスに【ふりがな】と入力して検索すると、
探しやすいと思いますので参考にしてください。

さて、Phonetic関数のダイアログボックスが表示されましたね。


参照には、内藤さんのA2をクリックします。旧バージョンでは、この参照が、
範囲になっていましたので、算出したい方の全員を範囲選択しちゃった方を多く見ましたが、
あくまでお一人の方のふりがなを表示させるので、参照にかわったおかげで、
わかりやすくなりましたね。では、OKボタンをクリックして、オートフィルを使って秋葉さんまで、
算出させてみましょう。

ただ、表示はされましたが、本当は、【ひらがな】のふりがなにしたかったのですが…ということで、今度は、これをひらがなにかえる方法をご紹介します。
よくB列をアレコレ修正しようとする方をみますが、このPhonetic関数は、
参照したセルの入力文字情報を【表示】させる、鏡のような関数なので、
関数をアレコレしてもダメでして、元のデータ。

すなわち、A列の情報をコントロールする必要があります。
A2:A8を範囲選択しましょう。

ふりがなの表示ボタンの▼をクリックして、【ふりがなの設定】をクリックしましょう。
ふりがなの設定ダイアログボックスが表示されます。

種類が、全角カタカナになっていますので、
ひらがなにチェックをしてOKボタンをクリックしましょう。

すると、ひらがなになりましたね。

ちなみに、このPhonetic関数は、入力文字情報を表示しますので、
例えばWordなどの他のアプリケーションからコピーして貼り付けた場合は、
入力文字情報が欠落していますので、表示されませんので、ご注意ください。

10/01/2014

Excel2010。RANK.EQの作り方を改めて書いてみました。


Excel2010。RANK.EQの作り方を改めて書いてみました。

RANK.EQ関数


様々な講座で、必ずご紹介で登場する関数の中に、RANK.EQ関数があります。
昔はRANK関数でしたが、Excel2010からは、EQとAVGに分かれました。
ただ、使い方は同じですので、ビックリすることないのですが、IF関数を紹介する前に、
関数のダイアログボックスを紹介するにあたり、
このRANK.EQ関数を使って説明したりしております。

そこで、今回は、初心者向きな関数ではありますが、
RANK.EQ関数の作り方を改めて紹介したいと思います。

まず下記の表があります。

このA~Eを合計金額のいい順で、順位をつけてみたい場合で考えてみましょう。
まぁ、やる前から、Aは一番低いと見てわかりますが、それでは、元も子もないので…

では、ご紹介していくことにしましょう。
考え方として、【Aの合計は、全体の中で何番目?】ということになりますよね。
なので、まず、F2をクリックして、RANK.EQ関数のダイアログボックスを表示していきましょう。

この時に注意するのは、今回はRANK.EQですので、AVGでない方を選びましょう。
RANK.EQ関数を選択して、OKボタンをクリックすると、
RANK.EQ関数のダイアログボックスが表示されましたね。

まず、数値ですが、Aの合計が何番目なの?ということですから、
これは、Aの合計になりますよね。

つづいて、参照ですが、これは、A~Eまでの中でということなので、E2:E6になりますね。
そして、このAの順位を算出した後にオートフィルを使用してB~Eを算出することになりますので、範囲が、ずれてはいけませんので、必ず【絶対参照】を設定することを忘れずに。

範囲選択後すぐに、F4キーを押しましょう。

最後は、順序ですが、これは省略が可能ですが、0を入れると、
値のいい順でランキングしてくれます。
ゴルフなどの数値が悪いほうがいい場合は、1をいれるといいでしょう。

それでは、OKボタンをクリックしてみましょう。

あとは、オートフィルを使ってランキングを算出していきましょう。
これで完成ですね。
それでは、もし、参照のところで、絶対参照の設定をやらなかったら、
どうなってしまうのか?も確認してみましょう。

参照のところを、E2:E6にしてあります。それでは、OKボタンをクリックしましょう。

ここまでは、同じなのですが…オートフィルを使って、Eまでの順位を算出してみましょう。

そうすると…

アレレ!順位がおかしくなりましたね。このように、摩訶不思議な事が発生した時には、
必ず数式バーで数式を確認してみましょう。

今回は、F6をクリックして、数式バーを確認してみましょう。

参照が、E6:E10になっていますね。E6:E10って…何か変ですよね。
E2:E6でなければならないのに、ずれちゃていますね。これではうまくいきませんね。
オートフィルは、便利なのですが万能ではありませんので、
このような摩訶不思議な事が発生した時は、
範囲がおかしいのでは?と勘ぐってみてもいいでしょうね。