Excel。商品リストのコードを重複させないようにチェック機能を持たすには？
＜入力規則+COUNTIF関数＞
BLOGでも、様々な重複関係の記事を書いてきましたが、
最近リクエストがあったものに、重複をあとから確認するのではなくて、事前に入力する時に、
予防とかチェックとかできないかなぁ～というもの。
たしかに、入力時に重複を防ぐことが出来るようにしておくのも、現場としてはいい話ですよね。
ということで、
今回は、重複をさせないようにチェック機能を付ける方法をご紹介していきます。
まずは、下記の表があります。
この商品コードを重複させないようにするというのが、今回の目標でございます。
そこで、今回登場するテクニックは、入力規則を使っていきます。
入力規則は入力時にチェック機能を持たせることができます。
問題となるのは、どのような条件設定を入力規則に設定してあげるかという事になってきます。
考え方として、商品コードを数えてそのアイテムの数が1だったらば、
重複していることになる訳ですから、ここは、数えるということで、
COUNTIF関数を使っていくことになります。
では、早速、設定していくことにしましょう。
今後の事も考えて、A列全体に入力規則を設定していくことにしますので、A列を選択します。
データタブのデータの入力規則をクリックすると、
データの入力規則ダイアログボックスが表示されてきます。
設定タブの入力値の種類を今回はカスタマイズしたいので、ユーザー設定に変えます。
数式のボックスには、
=COUNTIF(A:A,A1)=1
という数式を入力します。残念ながら、入力規則のボックスは関数の挿入ボタンは使えませんので、手入力で行います。
なお、小文字でもOKですよ。
また、併せて入力時のエラーメッセージも設定しておきましょう。
エラーメッセージタブに移動して、
スタイルは停止ですね。入力出来たらまずいので、ここは停止。
タイトルは、お好みで。
今回は、重複しています。
としております。
エラーメッセージも、お好みで設定しましょう。
今回は、確認して下さい。
あとは、OKボタンをクリックしましょう。
これで、設定が出来ました。
それでは、確認してみましょう。
A11にA-002と入力してみます。
ちゃんと、メッセージが表示されて止まりましたね。
「重複します」と表示されているタイトルバーが、先ほどのタイトルにあたり、
「確認して下さい」というのが、エラーメッセージのボックスに入力した文字が表示されます。
ただし、この入力規則の設定ですが、下記の様にすでに重複状態にある場合には、
通り抜けちゃいますので、事前に重複の確認をしておく必要があります。
あくまでもこれから入力されるものが対象となりますので、ご注意ください。
