3/16/2016

Excel。volume 。ボリューム感を演出できる。折り返し棒グラフの作り方をご紹介


Excel。ボリューム感を演出できる。折り返し棒グラフの作り方をご紹介

<折り返し棒グラフ>


いつものように、集合縦棒グラフで資料を作っても、
イマイチ伝わらないことって結構あったりします。

そこで今回は、ボリューム感を演出することが出来るといわれている

「折り返し棒グラフ」

の作り方をご紹介します。

Excelのグラフのポイントは、【範囲選択】。

つまり、作りたいグラフのイメージに沿った表を作ってあげることが最大のポイントになります。
ここを押さえて進めていきます。

まず、下記の表で、


おなじみの集合縦棒グラフを作成すると、

なお、データラベルを表示して、凡例は削除してあります。

このようなグラフでもいいのですが、マンネリ感があるし、
一番大きな数値をアピールできていない感じもする。

そこで、折り返し棒グラフにしてみると、

500で折り返しさせた棒グラフを並べることによって、ボリューム感が増すという、

折り返し棒グラフ。


これを今回紹介していきます。
そこで、まずは、このようなグラフを作れるように、表をアレンジしてきます。

表を次のようにアレンジします。

まず、折り返しの単位になる数値をH2に入力します。

D3:F3には、返1~返3までの見出しを用意します。
D4には、

=IF($C4>$H$2,$H$2,$C4)

という数式が設定されています。
これは、売上と折り返し数(H2)を比べて、大きかったら、H2。

すなわち500を、そうでなかったら、そのままの数値をという式になっています。

E4には、

=IF(($C4-$D4)>$H$2,$H$2,$C4-$D4)

という数式が設定されています。

今度は、売上から返1を減算した数値が折り返し数よりも大きいのかを比べて、
大きかったら、折り返し数の500を、そうでなかったら、
売上から返1を減算した数値を算出する式が入っております。

F4には、

=IF(($C4-$D4-$E4)>$H$2,$H$2,$C4-$D4-$E4)

という数式が設定されています。

この数式は、先ほどのE4と同じように、
折り返し数を基準として判断させる数式が設定されています。

今回は1400がMAXなので、500ずつで折り返すならば、3列あればよいことは分かりますので、
列は3列追加しましたが、数値によっては、もう数列追加する必要があります。

しかし、折り返しも程々にしませんと、分かりにくくなりますので注意して下さい。

表が完成したら、グラフを作成していきます。
B3:B7とD3:F7を選択して、集合縦棒グラフを作成しましょう。

凡例をなしにして、返2と返3の棒グラフの色を、辺1と合わせて上げる必要がありますので、
グラフツールの書式タブにある、図のスタイルから、
「光沢-青 アクセント1」などを選んであげるといいですね。

これで、完成しました。

今回のデータラベルは、テキストボックスを使って表示しておりますが、
数が多い場合には、第2軸の方法で表示させてあげてもいいですね。

このように、おなじみの、集合縦棒グラフをアレンジしてみると、
違った感じのグラフを作ることもできますので、機会がありましたら是非。