7/25/2016

Excel。Graph 。グラフ作成トラブル!セルの結合が命取り?!陥る罠を回避しよう

Excel。グラフ作成トラブル!セルの結合が命取り?!陥る罠を回避しよう

<グラフ>


新人研修シーズンもひと段落。

Excel初めてとか、あまり経験がないという人たちも、現場の荒波にもまれながら、
Excelのスキルアップを始めたものと思いますが、Excel。簡単なのですが、
少し、クセがありまして、よくExcelの経験値が少ない方から、
うまく出来ないのですが…という話を耳にします。

そこで、今回は、その中から、グラフに関するトラブル回避方法を書いてみようかと。

まず、こういうグラフになってしまって…というものの代表格からご紹介しましょう。

横軸が、1.2.3とかの数値になってしまっていますよね。あるいは、

凡例が、系列1とかになってしまった場合。

これは、何が原因かというと、範囲選択が失敗したのが原因なのですね。

ご覧のように、見出し行が含まれていませんよね。これが原因なのですね。

Excelグラフの経験値が少ない方は、
範囲選択をし直して改めて作り直したほうが早いと思います。

範囲選択は、B2:E5にして作成し直してみましょう。

このように、グラフを作成する最大のポイントは、範囲選択。
これを間違えると、作成したくても、うまく作成することが出来ません。

あわてずに、範囲選択を確認するようにしましょう。

続いてもグラフ作成時の代表的なトラブル。

今度は範囲選択自体には問題がないのですが、
グラフがオカシイ!表示されないというケースがあります。

次の表があります。この表を元にして、先ほどと同じ、第一四半期売上グラフと、
合計の円グラフを作ってみることにしましょう。

範囲選択は、A9:E12で、集合縦棒を作成してみると…

あれれ、4月の棒グラフの前になぞの空白が?

範囲選択は、A9:A12とF9:F12で2-D円グラフを作成してみると…

あれれ!円グラフが表示されない!!

範囲選択は問題がないように思えるのですが…

この原因の犯人。実は【セルの結合】が犯人なのです。

表を改めてみて見ましょう。

何気なく、セルの結合を行っている表を見かけますが、結合してしまうと、
グラフがうまく作成できないのです。人間の見た目には問題ない範囲選択ですが、
Excelからだと、先ほどの円グラフの範囲選択は、
A9:A12とB9:B12とF9:F12を範囲選択していることになるのです。

要するに、A9:B12で円グラフを作成してしまったので、表示されなかったわけです。

ですので、セルの結合を解除してみると、普通に作成することが出来ます。

そして最後は、バージョン違いでの困った問題の解決方法をご紹介しましょう。

何でもない、普通の集合縦棒です。

これは、Excel2013で作成した集合縦棒なのですが、
次のグラフは、Excel2010で作成した集合縦棒グラフです。

凡例の場所は、ともかく、よく耳にするのが、棒グラフ同士の”隙間”のあるなしなのです。

つまり、昨年まで棒グラフ同士の隙間がないグラフだった。

しかしExcel2013を導入したら、隙間があって、その隙間をなくすことはできませんか?という、
ご質問があるわけなんですね。

その解決方法をご紹介しましょう。

棒グラフをダブルクリック。
あるいは、棒グラフをクリックして、書式タブの選択対象の書式設定をクリックします。

右側に作業ウインドウが表示されます。

データ系列の書式設定の系列オプションにある、【系列の重なり】を0%に変更しましょう。

これで問題解決ですね。

今回ご紹介した3つは、どれもよく耳にするグラフ作成に関するトラブルですが、
どこかしらに原因があるはずなので、あわてずに確認して作成してみましょう。