1/10/2017

Excel。Year。4月~3月で年度別集計をしたいけど、どうしたらいい?

Excel。4月~3月で年度別集計をしたいけど、どうしたらいい?

<SUMIF関数・YEAR関数・MONTH関数>


Excelって「年別」で集計するのは、比較的簡単なんだけど、
年度別」で集計しようとした場合は、どのようにしたらいいのでしょうか?
ということを聞かれますので、

今回は、4月~3月の年度別集計の方法をご紹介していきます。

まずは、次の表があります。

A列の日付に基づき、F列にB列の金額を年度別で集計をしていきます。

A列の日付だけで集計するには、
大変なので、年度で区分けをするためのデータを作る必要があります。

C3をクリックして、次の数式を作っていきましょう。

=YEAR(A3)-(MONTH(A3)<4)

たぶん、関数ダイアログボックスを表示するよりも、手入力したほうが、
楽だと思いますが、まだ手入力になれていないようでしたら、
関数ダイアログボックスを使って数式を作っていきましょう。

この式の意味を解説していきます。

問題となるは、翌年の1月~3月で、この1月~3月だったら、
前年にする、つまり-1(マイナス1)する必要があります。

まず、思いつくのが、条件分岐の関数である、
IF関数を使う方法ですが、Excelで1~3という範囲でとなると、条件が煩雑になってしまいます。

今回の目的は、-1(マイナス1)したいだけです。

なので、-1(マイナス1)出来ればいいわけです。
つまり1という数字をどうやってもってくるのか?がポイント。

そこで、(MONTH(A3)<4)なのです。

この計算式は、仮にA3の日付が1月だとすると、1<4。
つまりTRUEという判定が出ます。

そう、Excelでは、TRUEは1。FALSEは0。というアイディアを使って、1を算出させます。

それを、YEARから-1(マイナス1)すれば、1月~3月が、前年の数値になるわけです。

だから、数式は、

=YEAR(A3)-(MONTH(A3)<4)

ということになります。

では、オートフィルで数式をコピーしましょう。

ここまで、算出出来れば、
あとは、SUMIF関数を使って集計してあげればOKですね。

なお、E3:E5には、表示形式のユーザー定義で、0”年度”という設定をしてあります。

では、F3をクリックして、SUMIF関数ダイアログボックスを表示しましょう。

範囲は、算出した年度なので、$C$3:$C$18
検索条件は、E2
合計範囲は、金額の、$B$3:$B$18
あとは、OKボタンをクリックしましょう。

数式は、

=SUMIF($C$3:$C$18,E3,$B$3:$B$18)

ですね。
あとは、オートフィルで数式をコピーしましょう。

このように、年度を求めてあげれば、集計は比較的容易になります。

また、SUMIF関数でなくても、ピボットテーブルや、
小計といった集計方法でも集計できますので、
用途に合わせて、算出してみるといいですね。