7/18/2017

Excel。事務職のデータ分析その7。度数からヒストグラムを作ってみよう【Histogram】

Excel。事務職のデータ分析その7。度数からヒストグラムを作ってみよう

<ヒストグラム>

最近は、事務職でも資料作りの一環で、
データ分析系の資料作成をする人が増えてきたそうですので、
あまり馴染みがないものも少しずつ慣れていくようにしましょう。

ということで、
前回は、階級に基づき、度数・相対度数・累積度数を算出しましたので、
階級と度数を使って、ヒストグラムを作っていきます。

作成するのはこのようなグラフですね。

ヒストグラムは、データの散らばり方や、
まとまり方、中心位置がどこにあるのかといったことが
【視覚的】にわかりやすいことが特徴の集合縦棒グラフのことです。

この表だけだと、
確かに数値の羅列では何がなんだか、わかりにくいですよね。

作り方自体は簡単なので、ヒストグラムの注目ポイントは、
データの山の数
山の数が複数の場合には、異なる性質のデータが混在しています。

シンメトリー(対称)
左右対称だと、
分析手法の検定や推定で正規分布に当てはめることができます。

中心位置
統計学において、中心位置はとても重要なポイントですね。
【視覚的】にすることで、わかりやすくなります。

ばらつき
全体のバラツキ具合も【視覚的】にわかりますね。

外れ値
ほかのデータと比べて、【視覚的】にこれは、
明らかにかけ離れているだろうというのがあれば、
『外れ値』の可能性があることがわかりますね。

なので、ただ、度数を算出するだけじゃなくて、
【視覚化】すなわち、ヒストグラムにすることも大切な作業の一つなのです。

では、作り方ですが、
次の表があります。

E2:F9を範囲選択して、集合縦棒グラフを挿入しましょう。

挿入タブの縦棒から、2-D縦棒の「集合縦棒」をクリックすると、
集合縦棒グラフが挿入されます。

棒グラフ自体の幅を太くしますので、
棒グラフをダブルクリックするか、棒グラフをクリックして、
書式タブのグラフ要素が、「系列 "度数"」になっていることを確認して、

選択対象の書式設定をクリックしましょう。

右側にデータ系列の書式設定作業ウインドウが表示されます。

系列のオプションにある「要素の間隔」を0%に変更しましょう。

これで、棒グラフどうしの間隔がなくなりましたね。

棒グラフの選択を解除すると、「べた塗り」になってしまっているので、
棒グラフの枠線に色をつけて上げるといいですね。

例えばですが、

書式タブの図形のスタイルから選択してあげてもいいですね。

これで完成しました。

ヒストグラム自体の作り方は簡単ですので、
作ってみてはいかがでしょうか?