11/15/2017

Excel。ピクチャー円グラフを作る方法をご紹介。【Pie chart】

Excel。ピクチャー円グラフを作る方法をご紹介。

<ピクチャー円グラフ>

集合縦棒グラフを使った、
ピクチャーグラフ(絵グラフ)を作ろうとした場合は、
棒グラフの塗りつぶしを、絵に置き換えてあげればいいだけなので、
それほど難易度は高くはないのですが、
集合縦棒グラフではなくて、円グラフ。

すなわち、ピクチャー円グラフを作ろうとすると、
意外と難しくなりますので、
今回は、ピクチャー円グラフの作り方をご紹介していきます。

作るのは次のようなピクチャー円グラフです。

別に円グラフの塗りつぶしを変えればいいだけじゃないの?と思われるので、
次の表を使って、円グラフで挑戦してみましょう。

B1:C5を範囲選択して、円グラフを挿入します。

それでは、円グラフを塗りつぶしていきますので、
系列 "売上高"を選択して、選択対象の書式設定をクリックしましょう。

データ系列の書式設定ダイアログボックスが表示されますので、
塗りつぶしての塗りつぶし(図またはテクスチャ)にチェックをいれましょう。

図の挿入のファイルをクリックして、該当する絵を選択します。

すると円グラフは…

残念ながら、希望のようなピクチャー円グラフになりませんでした。

実は、円グラフでは今回作りたい、ピクチャー円グラフは作れないのです。

では、どうやって作るのかというと、

まずは、データを次のように修正します。

B1:D5を範囲選択して、【ドーナツグラフ】を作りましょう。

そう、ドーナツグラフでないと、ピクチャー円グラフを作れないのです。

ドーナツグラフが挿入できましたら、修正していきますので、
まずは凡例を削除して、外周のドーナツグラフをクリックします。

グラフの要素が、「系列 "ダミー"」になっていることを確認したら、
グラフの種類を『円グラフ』に変更します。

なぜ円グラフにするのかというと、
ドーナツグラフでないとダミーデータのグラフができず、
このダミーデータを塗りつぶすことになります。

そして、ここがポイントなのですが、
第2軸にすることがドーナツグラフでは出来ないので、
円グラフに変える必要が発生します。

デザインタブのグラフの種類の変更を使って、円グラフに変わりました。

続いて、グラフの要素が、「系列 "ダミー"」になっていることを確認して、
選択対象の書式設定をクリックします。

データ系列の書式設定ダイアログボックスが表示されたら、
塗りつぶし(図またはテクスチャ)を選択して、

図の挿入から、塗りつぶしに使う絵を選択します。

閉じるボタンをクリックすると、グラフは次のようになりました。

残りドーナツグラフの修正に取り掛かりましょう。

グラフの要素が「系列 "売上高"」になっているのを確認して、
こちらも先程と同様に、円グラフに変更します。

グラフはこのようになってしまいますが、慌てずに、次の工程に進みます。

グラフの要素が「系列 "売上高"」になっているのを確認して、
選択対象の書式設定をクリックして、
データ系列の書式設定ダイアログボックスを表示しましょう。

系列のオプションにある、
使用する軸を『第2軸』に設定して、閉じるボタンをクリックします。

グラフの要素が「系列 "売上高"」になっているのを確認して、
塗りつぶしを「塗りつぶしなし」にします。

図形の枠線の太さをアップして、太くして、色も変更するといいでしょう。

あとは、グラフの要素が「系列 "売上高"」になっているのを確認して、
データラベルを円の外周に表示してあげれば完成ですね。

このように、ピクチャー円グラフを作るには、
ひと手間、ふた手間かかりますので、
機会がありましたら、作ってみてはいかがでしょうか